校門配布とは
校門配布(通称:門パイ)とは、小学校・中学校・高校の門の前で、生徒の登下校に合わせて直接チラシをまく営業活動のことを指します。
下校時に行くと、校舎の営業時間とかぶってしまい、塾長一人で運営している校舎だと不都合が生じる可能性があります。
ですので、朝生徒たちが登校する際に配布しに行くことが一般的ではあるかと思います。
ただ、我々塾講師はどちらかというと夜の世界の住人です。
多くの塾が14時開校22時閉校になっている中で、朝学校まで行ってチラシを配ると言うのは中々しんどいかも知れません。
大手は、チラシ配りを非常勤講師に依頼りたり、外注したりすることが多いかと思います。
ですがまぁ、我々個人塾は自分で頑張って配りに行ったほうがいいでしょう。
依頼するとやっぱりコストがかかるんで頻繁に行けなくなります。
戦は数だよ!
生徒指導としての校門配布
チラシ配りと言うと基本的には広報・営業活動ととらえる方も多いかもしれません。
しかし、実際やってみると分かりますが、朝学校に行くと当然のことながら自塾に通う生徒が登校していきます。
我々のことを先生と慕ってくれる、かわいい生徒たちが登校しているのです。
チラシを配りに行って、生徒と会話をしましょう。
生徒たちが向こうから寄ってきてくれているのであれば、自分の人気度を測る指標にもなります。
また、中には昨日欠席した生徒もいるかもしれません。
何か悩みがあって欠席した生徒かもしれません。
校舎ではなかなか言えなかったようなことも、こういった場所では話してくれる可能性もあります。
こうして校舎外でコミュニケーションをとることは確実に生徒の退会防止につながります。
退会防止と言うと聞こえは悪いですが、生徒が塾をやめるということは確実に勉強量が下がるということです。
あ、塾をやめたほうが勉強をするみたいな意味の分からない指導をしている校舎は論外ですので除きます。
そんな塾あるの?
実は時々あったりします。
営業としての校門配布
もちろんメインはこっちです。
ですが、ただ配るだけなら外注と変わりません。
せっかく自分で行くのですから付加価値をつけようではありませんか。
自塾生の周りにいる生徒たちがターゲット!次いでを装って話しかけるチャンス!
キャバクラのキャッチと変わらないわね・・・
まぁ同じですね。実際私はキャバクラなどのキャッチの方を雇って配ってもらったほうが効果があると思っています。(やりませんが・・・、やってもいいかな?)
初めて塾に行くときはみんな緊張するものです、なかなか一人で飛び込むには勇気がいります。
その最初のハードルを取り除いてあげるために、朝学校の前に行くのです。
そうすれば我々は、よく知らない塾の先生から、何度か話をしたことがある友達が通う塾の先生にクラスチェンジできます。
べつにすぐ入塾しなくてもいいんです。その子が進路を考えて塾を探し始めた時に最初に候補に挙がってくるはずです。
チラシの内容はワンパターンにならないように注意しましょう。
相手は子供ですが、こちらが営業に来ているのはちゃんとわかっています。
季節講習などのイベントはがっつり宣伝して、テスト対策などのチラシは予想問題なんかを載せてあげると受け取ってくれやすくなるかもしれません。
あっ私それ欲しかったかも。
相手が言ってほしそうな話題をふることをニード・トークと言い、売り込みの基本になりますが、チラシにもそれを盛り込むべきだと思います。
分析のために色んな塾のチラシを見ますが、正直どのチラシも『○○人合格!』とか『割引!』とか同じようなことが書いてあります。
まぁ特に見たいとは思いませんよね。
スーパーの割引は見るわよ?
まぁ、割引くらいは良いでしょうが・・・『○○人合格!』ばかり書いている塾のチラシって、不合格になったご家庭はどんな気持ちで見るんでしょうね。
まぁ、いろんな人が見ることを想定して飽きないチラシを作るよう心がけましょう。
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