個人塾として独立を考えた経緯
私は、十年近く大手と呼ばれる塾で教室長をやっていて、それなりに安定した利益を出し続けていました。
しかし、どういうわけか年々給料が下がったり、エアコンの設置などの要望が通らなくなったりしていきました。
むむむ?どうしてこうなった?
実際私の校舎は業績も良く問題なく運営できていたようですが、コロナ禍の中で赤字になる校舎のほうが多かったようです。
つまり、売り上げは赤字校舎の補填に使われていたということですね。
本来保護者の皆様から頂いた月謝は、私の給与となったり、生徒の皆さんの指導のための経費として使われるべきです。
しかし、赤字校舎が多い場合は黒字校舎の利益はその校舎に還元されず、赤字校舎の補填に回されていきます。
その結果黒字校舎の先生の給料が下がったり、サービスの質が下がったりといった負の連鎖を起こすことがあります。
思い切って独立したら?
悩んでいたところへ、妻の一言でした。
ただ、当時はまだ子供が生まれたばかりで手がかかりまくっていましたので、子供がちょっと大きくなった段階で独立する計画を立て始めました。
友人が数名個人塾として独立をはたす
実は私の独立に先駆けて、講師の友人が数名独立し、自分の教室を持っていました。
友人の教室の運営に関する苦労話は有益で、この点において私は恵まれていたと言えるでしょう。
あの時こうしておけば良かったという話を聞けるのは、非常にありがたいことでした。
いや、実はまだ私の塾は開校していないので過去形で言うのはおかしいですね(笑)。
いくつかもらったアドバイスで、一番重要だと感じたのは、『開校前に何人集めることができるかが非常に重要』ということでした。
個人塾独立に向けての準備
初めの二年間はいろいろな人に話を聞いたり、必要な物品の値段を調べたりして開業に必要な資金がいくら必要かを計算していました。
実は結構この作業は楽しいものでした。
今の時代インターネットで検索すると様々なオフィス用品サイトで商品を検索することができますが、すぐ購入せずに、新品と中古の相場なども見ておくとよいでしょう。
塾用品は結構なお値段がするものです。
例えば長机、ちょっとかっこいい『フォールディングテーブル』は3万円くらいします。
3人掛けにして10台買うと椅子とセットで40万円になります。
私はニトリさんのアウトレット通販で新古品を一台6800円、リサイクルショップでスタッキングチェアを一脚1500円で購入しましたので、ここの経費を12万くらいに抑えています。
浮いたお金で、私のバッグが買える!!
買えません!ほかにも必要なものがたくさんあります!
ほかにも何が必要か、使う物件や指導形式・時間割によって変わっていきます。
絶対に必要なものを買いつつ、物件探しをしていくのがよいでしょう。
ちなみに私の友人は物件探しに半年かかったと言っていましたし、私もそのくらいかかってしまいました。次のブログでは物件探しのお話をしていきたいと思います。
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