夏休みだ!夏期講習だ!募集期だ!

塾経営

ついに来ました、初めての夏期講習

夏期講習といえば塾業界にとっての一大イベントです。
年で最も忙しい時期と言えるでしょう。

塾業界が忙しい時期を良く勘違いしている方がおられます。
小中高と受験がかさなる1月~3月頭が忙しいと思われている方がおられますが、実はここ結構暇です。

えっ!受験期暇なの?

そりゃーまぁ特別講座を組んだりはしますが、所詮授業ですので日常業務の一環です。
大体この時期に焦って成績を上げようとしているようではそもそも受かりませんし・・・
受験直前に忙しそうにしている塾は、普段やることをやっていない2流です。

中には1年間の入塾の半数が夏期講習と言う塾もあり、新入生募集・入塾手続き・塾に慣れるまでのサポートに加え、内部生の一学期の三者懇談や夏期イベント(合宿)準備etc・・・。

これを朝から晩まで授業をしている夏期講習と並行して行うわけです。
まぁまぁ忙しいですね。

これ全部ひとりでやるの・・・

大手は社員が複数名いますので、ある程度分担しておこないますが、塾長一人でやっている個人塾は何かを犠牲にしているケースがおおいかと思います。

たとえば?

募集関係を外注したり、三者懇談を行わなかったりですね。
なかには、夏期講習中だろうと通常の時間割のまま進めていく作戦の塾もあります。

塾業界3つの募集期

塾業界には大きく分けて3つの募集期があります。
春期講習(新年度講習)・夏期講習・冬期講習(直前講習)です。

各講習期間の長さは

春期講習:3月下旬から4月上旬の春休み約2週間
夏期講習:7月下旬から8月下旬の夏休み約4週間
     (お盆で休まない塾は約5週間)
冬期講習:12月下旬から1月上旬の約1週間
     (正月で休まない塾は約2週間)

まぁ大体こんな感じです。お盆や正月で休まないスーパーブラック塾もありますが、大体こんな感じです。

スーパーブラック塾・・・

個人でやっている塾の中には、独身の方も結構おられるようです。
中にはもう校舎の中に住んでいるような先生もいて、一人でやってるのに年中無休な塾も見たことあります。
ここまでくるともう聖職者です。

春期講習

新年度の初めでもあり一斉授業をしている塾であれば、年間カリキュラムの途中参加にならない時期ですので特に入塾をお勧めしたい時期です。
入塾を検討するご家庭も学年が上がったら塾に行くことを検討している方が多いため、かなり重要な募集期となります。
ですが、合宿などのイベントも特になく新規入会の数も夏期講習ほど多くありません。
また、ここからの入会はテキストの初めからスタートすると言うこともあり、そこまで新入生に手間がかからないのです。

夏期講習

講習会自体の期間が4週間~5週間あるがために、夏期講習のみでも講座として成立してしまいます。
そのため、通期入塾はしないが、夏期講習のみ参加すると言ったご家庭もかなりあります。
また、春期講習のように計画的に入塾してくる方よりも、1学期の定期テストが思わしくなかったため入塾してくる方が相当な数おられます。
一斉クラスでは彼らの対応がなかなか手間がかかるのです。
ここをちゃんと対応しないと9月以降継続して通塾していただけないと言う結果になります

冬期講習

んー・・・なんかおまけのような感じがします。
と言うのも、この時期から通塾する受験生って少ないんです。
しいて言うならば、直前・過去問対策講座とかに参加する方でしょうか。
正直どうにもならないレベルの子はこの時期に入塾されてもどうにもなりません。
下手をすると塾の合格率を下げます。
つまり、春期講習・夏期講習がそれぞれ2・4週間もあり全学年を対象としているのに対して、冬期講習は1週間程度しかなく受験学年の募集が望めない講習期間となります。

夏期講習の募集目標(個人塾経営者は自分で目標設定)

6月の在籍数は10名でした。
現在6月末から問い合わせが増えていて15名くらいになっています。
たしか4月ごろのブログで8末40名を掲げていたような気がしますが、現実的には30名くらいかなと思っています。

あと15人!ぱぱがんばれ。

30人になったら、月の売り上げが少なくても50万は超えて利益も40万近く出るはずです。
税金やらを引いても何とか家族を養うことが出来ます。

開校から5か月で軌道に乗せるってこと?

まぁ世間一般的にはそういう数字かもしれません。

まぁ個人塾にとって30人と言う人数は一つの壁のようです。
この人数を超えると塾長の能力次第では、指導に穴が出来たりして退会者も出てくるそうです。

また、社員をもう一人雇うにしても30人では給料を払えないと言うラインです。
ですので、非常勤講師で耐えながら50人超えたら社員を雇うとか言う感じになるんではないでしょうか。

社員が二人いると非常に選択肢が増えます。
授業を2列で組むことが出来るので、中3のクラスを学力別に2つにわけることもできます。

そして、日曜日に行うテスト対策の補習なども、交代で休みを取ることによりホワイティーに運営することが出来るのです。

そして80~90人を超えたあたりから社員3人体制に移行します。
ここまでくると、有給を十分に取っていただいたり、一人風邪をひいても何とかなります。

私的にはこのラインが軌道に乗ったと言えるラインです。

そのラインまで何年かかるの?

おそらく2年かと思います。そして、3年目でもう一店舗出す予定です。

おおーー

世の中には、立ち上げから5年で5校舎を開校し、そのすべてを黒字に持っていってる塾長もいるようです。負けていられません。

おし、がんばろ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました