いい授業をする必要はない
またとんでもないことを言い始めました。
塾にもかかわらずいい授業をする必要がない・・・
そんなばかな・・・
さすが我妻、いいリアクションです。
たぶん90%以上の塾人が、いい授業することを大事なことだと思っているんじゃないかと思います。
どうなんでしょう?私はそうは思わないんです。
いい授業って一体何なんでしょうか?
面白い授業?わかりやすい授業?
いい授業したら成績上がるんですか?ほんとに?
え・・・違うの?
学校の先生の授業ってそんなに下手ですか?
面白くないですか?
私の教え子にも学校の先生をしている方がたくさんおられます。
彼らは良い授業するために日々ものすごい努力をしています。
一クラス30人くらいで、学力もバラバラのクラスをまとめ上げて授業を成立させるのはなかなかの技術です。
まぁ中には適当に授業して評判の悪い先生もいますが、大多数の学校の先生は自分の仕事に誇りをもって取り組んでいます。
そんな先生たちの授業が下手なわけがないじゃないですか。
でも全然勉強できない生徒は一定数います。
つまり『いい授業』=『成績向上』ではないということです。
そんなにいい授業にこだわるんなら映像を使えばいい
コロナ禍のなか、巷には映像授業があふれかえりました。
いろんな人が様々な授業動画をネットにUPしています。
中でも『スタディサプリ』の出来は半端ないです。
よくもあれだけのクオリティの授業を月額2000円程度で配信してくれるものだと思います。
私は一人塾長ですので、一人で全科目やるほど授業のコマが取れません。
ですので理科・社会に関してはスタディサプリを使うことにしています。
ちらっと見たけどすごく解りやすかったわよ。
うちのおチビちゃんたちも中学生くらいからやらせましょう。
まぁ私が授業するよりもはるかにクオリティが高いのでいいんじゃないでしょうか。
様々な資料や実験動画を伴いながら授業をしてくれるスタディサプリのコストパフォーマンスは最強だと思います。
授業してくれる講師も業界上位の実力を持つ講師ですのでクオリティも半端ないです。
いい授業をしていれば成績が上がるんであれば、スタディサプリを見せとくだけで十分です。
でも上位の一部の生徒を除いて、中学生はこれだけじゃ成績上がりません。
たぶん皆さんそう思われているから塾がつぶれないんです。
私は授業がうまくありません
正直言ってどちらかと言うと下手な方じゃないでしょうか・・・
小中学生の授業なんて予習もしませんし、板書計画なんて作ったことがありません。
いつも教室に入ってから
『きょうどこだっけ?』
と生徒に聞いているような状態です。
挙句の果てには字が汚すぎて、生徒からは読めないと言われる始末です。
そんな私ですが、テストで点を取らせる自信はあります。
わかりやすい授業なんて学校の先生に任せておけばいいんです。
実際に点を取るために必要なことは予習と復習管理にあります。
私の授業は大原則として学校の予習をします。
でも結構説明は省きますし、問題を解くために必要な基本事項しか教えません。
そうやってある程度問題が解けるようになってから学校の授業を受けさせるのです。
そうすれば細かいところは学校の先生がしっかり教えてくれますし、生徒もあらかじめ自分が弱いところがわかった状態で学校の授業を受けるので理解度が跳ね上がります。
そうやって定期テストの試験範囲まで先取りで勉強させた後にひたすら問題演習をしていくのです。
高々中学生の定期テストです、ひたすら問題演習させていれば定期テストに出てくる問題なんてやったことのある問題ばかりです。
これで点が取れない方がおかしいと思います。
この方式なら、私がやることって初めに簡単に解き方を教えた後は演習する問題を指定しているだけなんで別に授業らしい授業をしているわけではありません。
学校の進度さえ把握しておけば誰でもできるわね・・・
だいたい、いい授業していれば成績が上がるなんて考えは、塾講師の自己満足です。
個人ショーに生徒を突き合わせているのと大差ないです。
こんな感じですね。
こんな先生は、生徒の成績を上げるために必要なことをもう一度真剣に考え直すべきでしょう。
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