塾経営の命、夏期継続について

塾経営

夏期講習生の通期継続

長かった夏期講習もそろそろ終わりますが、塾の経営において重要な数字が一つここで出てきます。
それは講習会に参加してくれた生徒がその後も通ってくれるか否かと言うことです。

本校は夏期募集で14名の生徒さんに来てもらうことが出来ましたが、そのうち通期継続してくれた生徒さんは12名の見込みです。(現在確定11名)

夏期講習は一大イベントであり、かなりのご家庭が塾を探して参加されるのですが、夏期講習だけの参加を考えているご家庭も多くありますし、とりあえず夏期参加して様子見なんて家庭も多いです。
地域差もありますが、継続率の低い塾だと50%くらいしかないところもあったりします。

もしも講習会からの継続率が70%を切るようでしたら、運営に問題がないかを再確認した方が良いでしょう。
(夏期講習無料とかの場合は別ですが)

ぱぱのところは何%なの?

12/14ですので85%ですね。がんばったらもう一人いけたと思うのですが、学年も低い子でしたし、単価も低いので無理をしませんでした。
ちなみにこの子は通期継続はしていませんが、秋のBBQイベントには参加しますし、お姉ちゃんが通期継続しているので冬期講習には来ます。
学年が上がって少し大人になってから通塾してもらいもらいましょう。

もう一人はなんでダメだったの?

かなり低学年でしたし、そもそも他塾に通っていたので無理に引き抜きませんでした。うちにはそんな低学年のクラスも設置されていないですから。

てことは継続活動は予定通りってこと?

おういぇー

夏期非継続は赤信号

これは経験則ですが、講習会に参加してくれたご家庭のうち10%くらいは初めから継続しないだろうという感じの方が混じっていると思います。
大手ですと、それさえも気合で継続させるたっめにあれこれ手を打つのですが、正直結構MPを削られる上に、通期継続した後も結構手がかかることが多いので、個人塾となった今は継続率90%前後を目標にしています。

逆に言えば、除外しても良い10%以外のご家庭には何としても講習会以降も継続して通塾していただきたいところです。
パーセンテージでお話しましたが、当然母数が少なければ数字は荒れやすくなりますので継続率80%以上が合格ラインと言ったところになるでしょう。
(ただし、夏期講習無料!とかでとりあえず母数を集めているパターンは除きます)

私の今までの経験上継続するための条件がいくつかありますので列挙しておきます。
①登校率   :欠席したときにすぐ保護者に連絡を取っていると結構セーフです
②課題進捗状況:講習会に参加して学校の宿題が終わっていないケースはまず継続しません
③静かな教室 :時々生徒を静かにさせることが出来ない先生がいますが、そんな教室では真面目な生徒には見限られます
④笑って下校 :終わりよければ全てよし!笑って下校していれば結構いい感じです

これらをきちんと守って運営していれば、多少授業が下手でも継続率が70%を切ることはまずないでしょう。

ままの視点から何かありますか?

毎朝9時から12時まで通えるのはすごくよかったと思うわ。

なんで?

いつも通り朝子供と一緒に家を出ることが出来るので、生活リズムが乱れないのがいいし宿題の心配もしなくていいのが良いわね。

たぶんお母さんが助かるような運営をすることも、継続率の向上につながるんじゃないかと思います。

秋のイベントを企画するといいかも

これは勉強とは関係ありませんが、秋に楽しいイベントを企画すると良いでしょう。
うちは秋にBBQを企画しています。

参加資格は内部生とその兄弟や保護者にしています。

講習会からの継続が難航する家庭の中には保護者は通塾させたいと思っていても、勉強嫌いの生徒が嫌がっているケースがあります。
こういった場合にきっと遊びのイベントが効くはずです。

事実、一件難航していた生徒がBBQにつられて継続を決めました。

餌付けをするのね!

まぁ似たようなもんです。

また、この企画にはほかにも様々な目論見があります。

まず一つは、塾やってるとわかるんですが、母子家庭って意外と多いのです。
お母さん一人だと、秋の行楽シーズンにアウトドア遊びをするのって難しんじゃないでしょうか?
そういったご家庭に喜ばれると思います。

二つ目は、塾生の兄弟を参加可にすることによって青田刈りが可能になるはずです。
大体の保護者は兄弟を同じ塾に通わせたいと思っています。
上の子が通ってくれているのに下の子が来ない理由は、友達に誘われてほかの塾に行ったか人見知りで腰が重いかのどちらかです
ですので、BBQなどで仲良くなっておけばまず間違いなく兄弟で通塾していただけることでしょう。

最後に、保護者を参加可能にすることによって、より保護者との距離を詰めることが出来ます。
大体保護者って年数回の懇談の時にしか顔を合わせる機会がないんじゃないでしょうか?
それも限られた時間内のはずですし、保護者の方も帰宅された後に『あれ聞くの忘れた!』なんてこともあるはずです。
BBQの場合は4~5時間は一緒にいることになりますので、いくらでも話す機会が生まれるでしょうし、下手をするとその場で『実は先生下の子もそろそろ・・・』なんて話も出て来そうです。

大手じゃ絶対できませんが、個人塾なら飲みにケーションも出来るかな?

ぱぱやりすぎ!自重して。

あっやっぱり?

イベントの結果は良い感じのことが書ければまた別の世界線でお話しします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました