毒吐きます
『最近の若い者は・・・』自分が年を取ってきた証拠でしょうか?
よくそう思うようになりました。
ただし、これは青年に対してではなく、小中高に通う生徒に対しての感想です。
数十年前に比べて、大人や社会をなめている子供が増えていると思います。
また、非常に弱い子供も増えているように思います。
もっと言うと2極化が進んでいると感じるのです。
真面目な生徒や、心の強い生徒は今も昔も当然いますし、社会をなめている生徒や心の弱い生徒もいました。
ですが、割合の問題でどちらでもない中間の生徒が激減しているように感じるのと、社会をなめていてもそのうち何とかなると考えている生徒が増加している印象を受けます。
多様化ね!
たぶん、文科省は多様化すれば良しとして、多様化の内容までは考えていないのでしょう。
そんなぁ~
勉強しかできない東大卒の考えそうなことです。
怒れない公教育機関
『体罰』もうこれは教師にとって呪いの言葉です。
ちょっと注意しただけでPTAから小一時間問い詰められます。
義務教育期間中の子供の脳は理性よりも本能を優先させます。
原始的な判断力しか持たないものに対して、理論を解いても無駄なはずです。
この考え方は少年法には反映されていますが、なぜか教育の現場には反映されていません。
私が子供のころなんて、しょっちゅう父親や教師に殴られていたものです。
今になって思い返しても、別に理不尽だとは思いませんし、毎日のようにケツバットをかましてきた鬼の野球部の監督にもうらみはありません。(むしろ子供に対して本気で向き合ってくれる最高の教師でしたので尊敬もしています。)
教師が子供を本気で怒れなくなったら、学校の授業なんて崩壊するに決まっています。
にもかかわらず、生徒が言うことを聞かないのが教師のせいにされ、どんどん現場の教諭のMPを削っていくのです。
その結果、レベルの高い先生ほど教員をやめていくのではないでしょうか。
最悪の悪循環です。
教師が怒らないのであれば、親が怒らなければならないはずなのですが、どうも保護者面談をしていると父親が子供を怒っていないようです。
無関心ではないようなのですが、何でしょう?個人を尊重しているのでしょうか?
躾と個性をはき違えているのかもしれません。
また、増えているのが不登校児です。
結構いますよ、私が以前担当していた高校では7%くらいの生徒が不登校になっていました。
昔こんなに不登校児いましたか?
少なくとも私の同級生の中には小中高通じて1人しかいませんでした。
子供が行きたくないと言ったときに無理やり行かさないからこういったことになるんでしょう。
もちろんいじめとかに会っているなら休ませたり対策が必要でしょうが、『嫌だから』と言った子供じみた理由が大半です。
それ社会に出ても同じこと言うんですか?って思っていたら、言うんですね・・・新入社員が。
この問題を解決するのは義務教育の改正
最初に戻りますが、諸悪の根源は義務教育制度です。
これってできたのいつでしたっけ?たしか戦後ですか?
80年前の法律ですか
*すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。
*保護者は、子女を満6才から満12才まで小学校に、その修了後満15才まで中学校に就学させる義務を負う。
よく見てくださいこの文章、教育を受けさせる義務が親にあるだけで、子供に受ける義務がないんです。
また、就学させる義務があるだけで、勉強させる義務がないんです。
これが成り立っていたのは、大人の『力』によって子供を躾ていたから出来たのであって、子供が自発的に勉強していたから成立していたわけではありません。
そうやって、戦後社会は急速に発展し、経済大国日本と言われるまでになったわけです。
それがメディアの発展とともに大人の力が制限され、子供に自由度が増したことにより崩壊しているのです。
個人の自由で子供が勉強をするということが成立するのであれば、今頃サルは文明を成立させているでしょう。
日本は現在GDP世界3位と言われていますが、成長率で言えば世界最低水準です。
昔はよかったけど・・・・もう駄目よねって言われる国になっています。
ゆとり教育から始まった、最悪の教育環境が原因であることは明白でしょう。
これを回避するためにはもう義務教育の改革しかないはずです。
*すべて国民は、法律の定めるところにより、普通教育を受ける義務を負う。
*保護者は、子女を満6才から満12才まで小学校に、その修了後満15才まで中学校に就学させ、教育内容を習得させる義務を負う。
こう書き換えなければ、おそらく40年以内に日本経済は崩壊し国としての体裁を維持することが困難になって行くでしょう。
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