他塾に負けないものを作ろう【個人塾のブランディング】

塾経営

なんでもいいと思います、何か特徴を作りましょう。

私の場合いろいろネットで調べてた結果、地域最高更新頻度のブログを作ることにしました。
開校から5か月間週2~3のペースでブログを書き続けた結果『塾長ブログ』『個人塾ブログ』で検索するとグーグルで1ページ目に登場するようになりました。

たった半年で1ページ目に出てくるの?

たぶんみんなあんまり書いてないんじゃないでしょうか・・・

それでアクセスどのくらいなの?

一日10~20くらいです、しょぼしょぼです。

たぶん、個人塾のブログの検索順位はどうでもいいことだとはおもいます。
基本塾のHPから飛んで読んでくれているのでしょう。

『じゃぁ意味ないじゃん』とか思いがちですが、開校から3か月を超えたあたりから新規の面談に変化があったのです。

新規で問い合わせてきてくれる方のほとんどがブログを読んでくれていたのです。

保護者の方に話を聞くと、塾のHPの情報よりもブログに書かれている日常的な情報のほうが塾のことがよくわかって良いとのことでした。

私がブログに焦点を当てたのは、他の方が書いている個人塾立ち上げのブログに『塾のブログは重要』とあったので単純にまねをしただけです。

さるまねー

いいんです!オリジナリティーなんかただのリスクです。

言い切ったわね

起業の奥義『さるまねこそ王者の御業』

一部のスーパーサイヤ人を除いて、起業や経営においてオリジナリティーは不要だと思っています。
必要なことは『成功者の事例を模倣せよ』
これに尽きます。

先輩起業家の言葉

これは私の尊敬する起業家の先輩の言葉ですが、かれはリアカーを引いて野菜を売り歩き、それを元手に韓国から眼鏡を買い付け全国展開するチェーン店を作りました。

当時学生の身で、起業を考えていた私には彼の話は非常に興味深く、今でも鮮明に覚えています。
ランボルギーニに乗っていたおじさんはすごくかっこよく私の目に映ったものです。

もう20年も前の話ですが、ネットゲームで知り合った彼の言葉が私の行動の源になっているのです。
彼と知り合ってから、起業したり会社に勤めたりといろいろやりましたが、結局『猿真似が最強』と言う結論に達しました。

自分なりに拡大解釈して血肉とする

今は、彼の言葉を少し自分なりにアレンジして『高速二番煎じが最強』と言うことを座右の銘にしていますが、大手塾でこれを徹底して実践した結果私の売り上げは社内1位となりました。

稼いでくるんなら何でもいいわよ。

訂正します。妻が最強でした。

35歳の時、親族からの圧力に屈して就職と言う選択肢を取った私は、社内1位の成績を目標にしました。
終業後、真夜中数字の良い校舎に忍び込み、実践していることを盗みました。
基本的に、ほかの校舎でやっていることで『いいな』と思ったことは数日以内に自校舎の運営に反映させるようにしました。

その結果、赤字校舎を前任から引き継ぎ、3年で社内3番目の売り上げを上げる校舎にするという結果を出しています。

その後も、2店舗ほど赤字校舎を任されましたが、全て光速で仕事をすることにより黒字転換させることに成功しています。

ちなみに1店舗目は昨対打ち上げ140%を3年継続しました。
2店舗目は昨対売り上げ250%を出した後横ばいとなりました。
3店舗目は昨対売り上げ200%→130%です。
4店舗目は昨対売り上げ400%でした。

連邦のモビルスーツは化け物か!

3店舗目以降はほとんど私は何かをした記憶がありません。
ただ与えられたマニュアル通りに仕事をし、期日よりも前に仕事を終わらせているだけです。

仕事の速度で地域最速になる

個人塾の経営は初めは基本的に塾長一人でやることが多いはずです。

今までのように、仕事のスケジュールを立てて締め切りを管理してくれる上司はいません。

つまり、自分で自分の仕事の進捗状況を管理しなければならなくなります。
しかしながら人間は生来自分に甘くなるように作られていますので、どうしても仕事が甘くなりがちです。

これを回避するためには、年度初めに年間スケジュールを作り、締め切りを作ったうえで仕事をしていくことが重要でしょう。

『仕事の速度で地域最速になる』

まず一番大事なことはここでしょう。
これが出来たうえで自塾の味を出していくことになります。

特徴の作り方

初めに特徴を作れと言いながら、オリジナリティーはダメだと言ったので混乱された方も多いかと思います。
要約すると、塾を運営する根幹作業にはオリジナリティーは不要で、それを遂行していく速度が最重要と言うことになります。

塾の特徴とは?

なんでもいいとは言いましたが、なかなか思いつかない人もいるでしょう。
ですので参考までにですが、特徴の選び方を書いておきましょう。

まず大前提として、学習塾はサービス業であるという認識が必要です。
教育を販売するサービス業と言う観点で、お客様のためになるというベクトルの元他塾との差別化を図っていくことになります。

そして孫氏いわく『彼を知り己を知れば百戦殆からず』です。
地域競合店のHPを徹底的に分析してみましょう。
その中で、自塾で採用しやすくほかのどの塾にも負けないものを選定していくのです。

思いつくままにリスト化すると
料金
勉強時間(時間割)
カリキュラム
設備(内装)
ホームページ(ブログ)
講師

こんなところでしょうか。
この中から自塾の味を考えてみると良いのではないでしょうか。

何某塾長の場合

私のところは

 料金・・・・・・・・・・・・普通
 勉強時間(時間割)・・・・・地域平均の2倍
 カリキュラム・・・・・・・・先取り教育
 設備(内装)・・・・・・・・平均以下
 ホームページ(ブログ)・・・おそらく県内最高
 講師・・・・・・・・・・・・地域最高学歴

この結果、開校から4か月で、地元に昔からある個人塾の生徒数を抜きました。

ちなみにその個人塾の分析ですが

 料金・・・・・・・・・・・・普通
 勉強時間(時間割)・・・・・それなりに多い
 カリキュラム・・・・・・・・不明
 設備(内装)・・・・・・・・平均以下
 ホームページ(ブログ)・・・ポータルサイトには出てくるもののHPは存在しない
 講師・・・・・・・・・・・・不明

この塾の特徴と言うか味はなんなの?

なぞです。
こうやって書いてみると、よくこんなので経営が成り立っているなと思いますが、個人塾でこんな感じのところはいくらでもあります。

友人の塾の場合

あ、ちなみに数か月前に開校した私の友人の塾のデータも上げておきましょう。

 料金・・・・・・・・・・・・地域最高値(なんと月謝数百万)
 勉強時間(時間割)・・・・・拉致監禁レベル
 カリキュラム・・・・・・・・普通
 設備(内装)・・・・・・・・普通
 ホームページ(ブログ)・・・存在せず
 講師・・・・・・・・・・・・ハイレベル講師

中々ピーキーですね・・・
こいつは三大予備校と言われるところで教鞭をとっていたりするので、こんな感じの運営が可能になってくるのでしょう。

次に私の昔の上司が独立して運営している塾です

 料金・・・・・・・・・・・・普通
 勉強時間(時間割)・・・・・多い方
 カリキュラム・・・・・・・・先取り
 設備(内装)・・・・・・・・一軒家を改装している面白い構造
 ホームページ(ブログ)・・・かなり手が込んでいて見やすい
 講師・・・・・・・・・・・・某大手塾を黎明期から支える業界の顔的存在とその直参の二名

これもなかなか面白い塾ですね。
順調に生徒数が増えています、今開校2年目ですが50人を超えてきているはずです。

もう一軒数年前に独立した同僚の塾

 料金・・・・・・・・・・・・普通
 勉強時間(時間割)・・・・・かなり長いたぶん地域最長
 カリキュラム・・・・・・・・1クラス6人以上は入学できない少人数制
 設備(内装)・・・・・・・・マンション1室
 ホームページ(ブログ)・・・普通
 講師・・・・・・・・・・・・夫婦経営

ここ、常に満席状態のキャンセル待ちだそうです。

さらにもう一軒先輩の塾です

 料金・・・・・・・・・・・・普通
 勉強時間(時間割)・・・・・かなり多い
 カリキュラム・・・・・・・・先取り
 設備(内装)・・・・・・・・大手並み
 ホームページ(ブログ)・・・充実しすぎ、県内最高レベル
 講師・・・・・・・・・・・・大手塾を黎明期から支えたベテランとその直参の二名

まぁ、うまくいかない方がおかしいでしょう。
実際うまくいっています。

最後に、定年で退職された先輩が趣味で運営している塾

 料金・・・・・・・・・・・・格安
 勉強時間(時間割)・・・・・それなりに多い
 カリキュラム・・・・・・・・県内最難関中高一貫私立以外入塾禁止
 設備(内装)・・・・・・・・何も手を加えていないオフィス仕様
 ホームページ(ブログ)・・・無
 講師・・・・・・・・・・・・難関大卒、おそらく地域最高学歴

もうほとんど趣味でやっているんであれですが、それでも年収500万程度は超えているそうです。

彼らは、大手でもかなり上位の数字を出していた猛者たちです。
分析してみるとやはりちゃんと自塾の味を出すことを抑えていますね。

こんな塾もあり?

私には無理ですが

 料金・・・・・・・・・・・・高め
 勉強時間(時間割)・・・・・ゆるゆる
 カリキュラム・・・・・・・・普通
 設備(内装)・・・・・・・・ホテルスイートルームレベル
 ホームページ(ブログ)・・・ゴージャスマックス
 講師・・・・・・・・・・・・イケメンにかぎる

こんな感じの富裕層のマダムの相手に全力!みたいな塾でも立地によっては十分成立するはずです。
たぶん、普通の立地だと即死しますが・・・
だれか挑戦してみて結果を教えてください。

行きたいかも・・・

まじか・・・

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