中学生用の参考書は書店で買うな

塾経営

中学生用の学習教材の種類

中学生が勉強で使う教材は大きく分けて3種類あります。

①学校教材
②塾用教材
③一般教材

学校教材は、学校で配られるもの。
塾用教材は、塾で配られるもの。
一般教材は、書店で買えるものです。

今回はこれらの違いについて、私の独断と偏見から説明していきたいと思います。

各教材を買うことが出来る場所

学校教材

学校教材は、学校で配られるもので、出版社も学校にしか販売してくれません。
ですので一般の人が追加購入することはまず不可能です。

絶対に買えないの?

生徒がなくしたとかで、学校に申請すれば買えるかもしれません。
あと、私の塾講師の先輩が、教育実習生のふりをして『授業で絶対に必要だから売ってくれ!』と鬼電したら売ってくれたと言う逸話があります。

最近では、使い終わったものがヤフオクやメルカリなどに出ていますので、新品でなければ購入することが可能になりました。

我々塾講師はこういったものを漁っていたりします。

ただし、学校の先生は『復習しなさい』と言うくせに、教材に書き込んで提出させると言う意味の分からない奇行に走りますので、書き込みの無いものは相当に高値で取引されているようです。

確かに、意味不明な指導方法ね。
何かの宗教かしら。

塾用教材

次に塾用教材ですが、こちらも出版社が塾に対してのみ販売をしているものなので、一般の人が購入することは出来ません。
(一部の教材は学校にも販売していることがあります。)

ただし、学校教材と比べてなくしたと言えば簡単に再購入することは出来ますので塾に通っている友達に頼んで買ってもらうことは可能でしょう。

ちなみに塾用教材には2種類あって、出版社が作っている教材と塾が独自に作っている教材とがあります。
どちらも入手難易度はほぼ同じです。

一般教材

最後に一般教材ですが、こちらは書店で普通に売っているものですので誰でも簡単に手に入ります。
また、塾用教材に比べると価格も低いことが多いかもしれません。

各教材の特徴

学校教材

教科書準拠
定期テストに出題されやすい
お金がかからない
復習しにくい

おもにこの3点でしょう。
昔と比べて学校教材もだいぶ研究され、レイアウト・内容ともに申し分ない出来になっています。
塾講師やっておいてなんですが、学校教材を繰り返し復習する自己管理能力があれば、中学校の段階で塾に通う必要はありません。
一部の上位高校を目指す上位層のみ塾に通えばよいでしょう。

ぱぱ!それ言ったらつぶれる!

大丈夫です。みんなそれが出来ないから塾に来るんです。

塾用教材

教科書準拠
全国様々な中学校の定期テストの問題を分析して、出題されやすい問題を集めた問題集となっている
塾に通っていれば復習用を購入することも可能
1冊2000円位するためちょっと高め

塾用教材ってテストで点を取らせるために必要なことが詰まっているので、非常に内容が濃いんんです。
点が取れないテキストを作ったら、次の年から塾が買ってくれなくなりますので出版社も必死です。

内容がだめな教材は淘汰されていくのね!

一般教材

見た目がきれい、カラフル
そこそこ安い
学校準拠になっていない(一部教科書ガイド除く)
内容がうすい

だめじゃん!

話になりません。ごみです。

なんでそんなにだめなの?

まぁ、見た目が良くて読みやすくしておかないとみんな買ってくれないからじゃないでしょうか。
そちらにリソースを割くと、当然紙という制限された情報媒体の場合内容が薄くなります。

見るも無残な一般教材

私も仕事柄、教材研究のために書店に足を運んで一通りすべての問題集に目を通しています。

小学生用の問題集、参考書は結構良いものがあります。
高校生用の大学受験参考書など、神レベルの教材がごろごろあります。

なぜ中学校用の教材だけあれほどまでに質が低いのか・・・・

数学の参考書をフルカラーにして、行間をスカスカにする必要がどこにあるのでしょうか?
数学はまだいいです。

本当に心の底から驚いたのは、中学生用の文法書がないことです。

もん〇〇が〇・・・省とか言う愚かな集団のせいで今の中学生は文法を体系的に教えてもらえません。
学校でやらないなら塾でやるしかないと思って買いに行っても売っていないのです。

文法書以外の本を開いてみても、なんなんでしょうか?
上手く説明できません。
書店で売っている問題集は、私の眼では勉強道具として認識することが出来ませんでした。
カラフルで、とても読みやすい何かです。

英語学習を題材にしたラノベのようなものね!

あっそれが一番近い表現かも。

国力の根幹を支えるべき立場の教育系出版社は、自分の仕事に対する誇りを忘れ去ったようです。

なげかわしい・・・

コメント

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