卵が先か鶏が先か
簡単に言うと伸びている家庭の保護者は『勉強しなさい』と言うことがあまりなく、テストで悪い点を取ってきたときも『怒る』ことがほとんどありません。
反対に成績の悪い生徒の保護者は、いつも『勉強しなさい』と言ったり、テストの点に対しては常に『怒る』と言った対応を取っています。
まぁごくまれに、無関心と言う論外なところもありますが・・・
MOZさんは怒られたり、勉強しなさいって言われたことある?
ないお!ぱぱは?
私は、褒められた後にもっと上があると言われていました。
ちなみに私もMOZも京都大学を出ています。
まぁ世間一般的に高学歴と言えるでしょう。
実際に『成績がいいから怒られない』のか『怒られるから成績がと良くないのか』を証明したデータは見つかりませんでしたので、卵が先か鶏が先かはわかりません。
ですが、『怒られていない』≒『成績が良い』であることは確かです。
成績がいい家庭の対応例(小中学生)
リビングで(親の目の届くところで)勉強する
中学生も高学年になると変わると思いますが、小学生から中1くらいまでは目の届く範囲で勉強することが良いようです。
まず第一に、最低限宿題をちゃんとやると言ったところはクリアできますし、出来ていないところを教えるのもたやすいはずです。
ただし、教えるときに『なんでこんな問題もわからないの』などと言った対応は論外です。
保護者は大人だから出来て当たり前なんです。
あー、確かにそうね。
第二に、状況を正確に把握することが出ます。
今までできなかった問題が出来たときに、すぐ褒めることが出来ます。
特に小学生の低学年のうちからこのような対応を徹底していれば、子供は確実に勉強が好きになります。
テストで必ず褒める
上記が出来ていれば次はこれです。
どんな点数を取ってきても必ず褒めることです。
ダメな保護者はテストの点しか見なかったり、ミスしたところを責めるだけで終わります。
はっきりって親失格です、そんなんで成績が上がるんであれば日本人は全員東大に入学します。
普段子供の勉強をちゃんと見ていれば、絶対に前回よりも良かった場所を見つけることが出来ます。
『褒めるところが無い』のではなく『褒めるところを見つける能力が保護者に無い』のです。
自分が出来ていないにも関わらず、子供を責めるとか本末転倒です。
そういえばうちのマッマはいつも褒めてたわ
うちの親はいい成績だろうが悪い成績だろうが全部ファイリングして時々眺めてニヤニヤしてましたね。もう私も40を超えましたが、いまだに私の模試のデータをもっているそうです。
成績がいい家庭の対応例(高校生)
個人差がありますが、大体反抗期が始まりそうな兆候が現れたら保護者の前で勉強させるのはやめた方がいいでしょう。
ちゃんと自分の机で勉強させた方がお互い摩擦が無くスムースになると思います。
特に男の子はこれが顕著です。
過程を褒める
反抗期が始まったら基本的にはこれだけです。
これ以外のこと全てNGじゃないでしょうか。
高校生にもなればもうほとんど大人です。
保護者が考えているようなことは、大体言われなくてもわかっています。
また小学校⇒中学校⇒高校とクラスチェンジしていくにしたがって、勉強量は6倍づつ上がっていくと言われていますので、勉強した結果が点数に表れにくくなっていきます。
そう言った状況で、過程を見ずに結果のみを論じることは無意味かつ愚かです。
結果に言及しようものなら男の子の場合猛反発を食らって大喧嘩になることもあるでしょう。
そうなるとまぁ基本勉強なんかしなくなります。
結果を楽しみにし、次に期待する
結果に対してやっていいことは『楽しみにする』ことと『励ますこと』でしょう。
大人の世界では結果しか評価されませんが、高校生までは何としても過程を褒めてあげてください。
褒められるから頑張れるのです。
大人は褒められなくても頑張れますが、それは『給与』と言った報酬があるからにすぎません。
そういったものが無い子供が、褒められずに頑張れるわけがないのです。
自分が出来ないことを子供に押し付けるのはやめましょう。
子供の成績が悪いのは100%親の責任
『あなたが勉強してこなかったから、あなたの子供も勉強が出来ない』
人間の遺伝形質は最大3割と言われるらしです。
もし、物覚えが悪い子なのであれば責任の3割はちゃんと勉強してこなかった保護者の責任です。
難関レベル以上の大学を出ていない方は子供を責める前にもう反省して、子供の横で英語を勉強するなどした方がいいでしょう。
中堅程度のレベルの国立大学を出ているくらいでは、最難関レベルからしてみれば勉強していないのと変わりません。
例えば最難関レベルの大学の合格者であれば中堅レベルの国立の入試問題など満点取れるかどうかくらいの難易度しか感じません。
『あなたが低学年のうちから勉強が好きになるような教育をしていないから勉強をしない』
孟母三遷と言う言葉も意識した方がいいでしょう。
この言葉すら知らない人は論外です。
勉強の結果が数字として明確にわかるようになるのは、中学校受験をしていない場合中学に上がってからになります。
ですが、『時すでに遅し』となっているケースがかなりあります。
子供の成績が悪いのは自分のせいだと言うことを常に肝に銘じながら子供と接していけばよい結果が出やすいでしょうし、何よりストレスが少ないでしょう。
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